ワークショップ
2023年 11月12日(日)音遊びの会WS @DanceBox(新長田)
進行&記録:関本 彩子
参加メンバー:(A、Bメンバー敬称略)
A:あや、ゆうごう、ともき、高山、大生、藤本、ゆか、吉見、翼、ともき、りさ
B:西、ゆい、にしやん、かだ、中大路、関本
一般参加:源さん、虎太郎くん、織音くん、ヨーコさん
楽器:マイク、ドラム、ギターなどなし
小物打楽器、カホン、キーボード、オルフティンパニー、鉄琴、木琴、木製スリットドラム
14時開始 (最初に金沢に関する連絡など)
・客席側で全員で円になって楽器を持たず自己紹介+何か音を出す
・小物打楽器をそれぞれ選んで、反時計回りに順番に音を鳴らして回していくという遊び、これを2周する
小さい色々な音が鳴るというのを楽しむ遊びをしようと思っていました。小さな音の演奏を隣の人から隣の人へ回していって、慣れてきたら、少し遠くの人に音を投げて受け取って、受け取った人が投げて、音のキャッチボールみたいなことをしようかなと思っていたのだけれども、隣に回していくという行為が深かったです。
どんな風に回すのか。皆その場で適当な楽器を選んだので、楽器をどう扱うのかのも1つの見どころでした。最初は音の出ない棒でギロをこすっていたのだけれども、音が出ないのを困っていたら周りの人が教えてくれたり、そういうのも演奏だなと思いました。ルールが分からない人にどうやって参加してもらうのか、その人の音をどう聞くのかということを考えました。
藤本さんはトロンボーンを構えていたのだけれども、サウンドシェープを渡されて仕方なくな感じで参加したのに、順番が回ってきたら、乗り気で叩いていたり、何でもしたいと言っていた吉見君は、電電太鼓とスレイベルというなかなかの大物を持っていって気に入ったのか、この日はよく使っていたように思いました。
遊びをした後は、演奏したい人が舞台の上に上がって演奏をしました。
14時半
あや (オルフティンパニ)ゆり(木琴)
それぞれが、思いっきり自分らしい演奏をして、合っているのか? なぜか合っているような演奏でした。
織音君(木琴・鉄琴) ともき(オルフティンパニ)
とも君が刻み続ける太鼓のリズムに、織音君が入っていこうとしたり躊躇ったりしている。とも君は気にせずに演奏を続けていて、それを伺っている織音君の駆け引きの様子が印象に残っています。
吉見(スレイベル・電電太鼓~色々) ヨーコさん(オルフティンパニ、カホン~色々)
何でもやりたいといっていた吉見君。その吉見君がおもちゃ箱を開けていくように色々な楽器を試していくのに用子さんがつきあってくれたみたいなセッション。
りさ(動き・サンダードラム) 翼(歌・オルフティンパニ) 大生(箱を開ける・舞台裏の冒険)
りさちゃんと翼君がずっと立っている。翼君は歌っていたと思いきや、スッとやめてしまったり、りさちゃんが途中でサンダードラムを投げてみたり。この二人が、どこにもいかず、そこにいるっていうのが、演奏で静かなので、皆の見えないところで何かやっていた大生君の動きが気になった演目でした。最後はどうなるのかなと思ったところで、ユリちゃんに入ってもらおうかと思ったのですが、その前に翼君がオルフティンパニを鳴らし、演目が終わりました。
藤本(トロンボーン) 中大路(鈴つき赤いホース) 虎太郎君(カホン・打楽器)
うってかわって元気な演目。トロンボーンが吹きたくて仕方がなかった藤本さんと元気に飛び出していく中大路さん、そして、カッコいい虎太郎君のカホンでした。いつものように見上げてごらん夜の星ををトロンボーン吹き終えた後、落葉松の歌に入ったのですが、中大路さん、虎太郎君たちが終わるという雰囲気を作っていて、歌をふっと途中で止めたのが印象的でした。
休憩
高山(キーボード) ゆか(オルフティンパニ) かだ(カホン・鉄琴)
高山君のキーボードとゆかちゃんのドラム。ここにかださんが、探りながら入っていって、3人のセッションの形が組み上がりました。最終的にゆかちゃんとかださんが協力して、高山君と一緒にどう終わるのかという駆け引きがあって、その時になかなか高山君が気付かない。そして、客席のクラベスの小さな音をきっかけに高山君が、止めることに気が付いて、終わったという作品でした。
ゆうごう(キーボード)、西(マラカス)、源さん(太鼓など色々)
まだやっていない人という組み合わせでしたが、結果的にゆうごうくんに優しく接してくれる人が一緒にやるという演目になりました。
参加しているメンバー2つに分かれて演奏を二つ
最後は源さんのリクエストで、ゆかちゃん(オルフティンパニ)、虎太郎君(カホン)のタイマンからのビッグバンドでした。
舞台があるというのは良いですね。やっている人が誰なのかというのがちゃんと決められるのが良いと思いました。舞台の下では、ゆりちゃんが小物楽器で参加していたり、それ演奏に影響を与えているのですが、舞台に立っている人がその演奏の中心になるという「ルール」みたいなのが働くことで、メリハリみたいなのがあったように思います。
大生君は謎に現れては去っていくという不思議な存在感があって、彼を指名して何かしてもらうってことはしなかったんですが、やってきたり消えたりをしていました。舞台後ろの部屋の電気をつけたり消したりとかもしていて、あ、居るわ。みたいな。
Bメンバー全員を小編成のに入れれなかった……。というのが心残りです。障害のないBメンバーが、自分の得意分野、専門分野と即興演奏というのをどんな風に組み合わせるのかというのも興味深いし、Aメンバーの演奏にどう入っていくのか、その演奏をどう高めていくかとか面白くしていくかとかも、醍醐味だと思っています。Aメンバーはやりたいやりたいで前に出てきてくれるので、Bメンバーが余らないようにするにはどうやって組み合わせを作ったらいのかとか、次回やる時は考えたいなと思いました。
この事業は令和5年度神戸市地域課題に取り組むNPO等補助金を受けて実施しています
更新日 : 2023.11.12