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音の城

この公演は既に終了しております

それは音楽? 最新音楽? 知的障害者とフリー・インプロヴァイザー、音楽療法士が出会い、音楽します。 でもフリー・インプロヴィゼーションじゃない!音楽療法でもない!そこに聞こえるのは? 角を曲がるとパ行語とガチャピン語、お庭でターンテーブルと木登り、シャンデリアの下でピアノと輪ゴムだらけ。 まさにがぶりより!場所と時間に潜む音楽の妙。 ぶつかって、困って、歌おう!悩んで、生まれて、聴いて、かくれて・・・耳を澄まして探検しにきてください!

 

神戸 旧乾邸
神戸市東灘区住吉山手5-1-30
イギリスのカントリーハウス(貴族の館)の影響を受け昭和11年に竣工した邸宅で、設計は様式建築の名手といわれた渡邊節。 ゆったりとした敷地に洋館・蔵2棟が残る。(阪神淡路大震災で和館が倒壊) 立地環境は閑静な高級住宅街で、近傍には昭和9年竣工の白鶴美術館がある。

 

【ゲストアーティスト】
石村 真紀
大阪教育大学大学院修士過程音楽教育学修了。ロンドンのCityUniversityノードフ・ロビンズ音楽療法ディプロマコースにて音楽療法士PGディプロマ取得。92年帰国後より、知的障害者施設、重度身体障害者施設、総合病院小児科などで音楽療法のセッションを行い現在も継続中。同志社女子大学専任講師を経て相愛大学助教授。著書に「即興による音楽療法の実際」(共著、音楽之友社)ほか。最近では、即興演奏ライブも行う。

 

片岡祐介
1969年生まれ。音楽家。10歳頃から即興演奏や作曲に興味を持ちはじめ、木琴やピアノの演奏をはじめる。名古屋市立菊里高校音楽科を経て、東京音楽大学で打楽器を学ぶ。在学中から、クラシック音楽のみに飽きたらずダンスミュージックや民族楽器奏者、詩人と共演を重ねる。その後、パーカッション奏者として、東京を拠点に、商業音楽や現代音楽の演奏活動に携わる。97年から3年間、岐阜県音楽療法研究所で、音楽担当の研究員をつとめる。岐阜県内各地で数多くの音楽療法のセッションを継続しておこなった。現在、フリーのパーカッション奏者、作曲家として活動。映像作家の野村幸弘氏との共作したビデオ作品「場所の音楽」でアートアワード奨励2002年キリン賞受賞。の惑星映像祭では2003年水「水辺の音楽」が奨励賞を受賞。

 

千野秀一
1951年生まれ。70年よりキーボード奏者、編曲家として活躍する。80年代より映画、演劇、ダンスの伴奏音楽の作曲を多数手掛ける。90年代からは即興演奏とともに、パソコンとシンセサイザーを使った極私的かつ実験的な作品を制作中。96年に音楽のためのソフトウェア制作を始め、”振り子椅子”によるソロ・パフォーマンス(96年/ジーベック/神戸)、コンピュータを伴うサウンド・インスタレーション「蟲めづる」(97年/GALLERY SARGE/神戸、98年/ジーベック/神戸)などの拡張オブジェクトの作者でもある。

 

【出演者】
千野秀一(即興音楽家・キーボード奏者)
片岡祐介(即興音楽家・打楽器奏者)
石村真紀(即興音楽家・音楽療法家)犬塚拓一郎 有働綾子 岡明宏 後藤佑太 新内佑豪 鈴木勝 高山誠也 高山優大 寺尾孝太 富阪友里 西川ヒコ 沼田里衣 濱翼 原真理子 原山つぐみ 平木誉大 藤田大輔 藤本優 三原華奈 三宅博子 三好佑佳 森大生 吉崎章人 吉見理治 若尾久美

 

企画
沼田里衣 (「音遊びの会」代表、 即興音楽療法実践・研究家)
飯山ゆい 川原里依子 (アトリエ「が・らんふ」)  野村幸弘 服部智行 本間知子 吉村健作

 

主催 音遊びの会
共催 明治安田生命保険相互会社・エイブル・アート・ジャパン

 

【スタッフ】
飯山ゆい(ケア、記録ほか)
相愛大学をピアノ専攻で卒業。現在は神戸大学修士課程にて、美術家ヨーゼフ・ボイスのパフォーマンスにおける音楽的側面について研究している。美術館、ギャラリー巡りが好き。

 

犬塚拓一郎(ケア、記録ほか)
琉球大学学部時代は心理学を勉強し、学内のミュージカルで役者として、また編曲担当として参加。現在は神戸大学修士課程にて作曲を勉強中。南に行くと一ヶ月くらい帰ってこない。癒し系。

 

鈴木勝(バンジョー、アコースティックギター他)
バンジョーという楽器を多様な音響を発する物体としてとらえ直すアプローチ で、またギターや小物類なども用いて即興演奏に取組む。ウッドベースとの デュオ、anjob-assb(アンジョブ・アスビー)などで活動。自宅録音活動では、’05 年劇場公開作品『アナライフ』で、映画サウンドトラックの 制作を経験。

 

寺尾孝太(ピアノ、サックス)
高知大学教育学部芸術文化コースの音楽を卒業。在学中に即興演奏に興味をもち、現在は神戸大学大学院修士課程でイギリスの即興演奏家で教育者でもあるジョン・スティーヴンスの活動を中心に研究している。即興や音楽を通して様々な人と交流できることを楽しみにしている。

 

沼田里衣(ピアノ、企画・代表)
神戸大学博士後期課程で、音楽療法の研究を行う。知的障害者を対象とした5年の臨床経験をもつ。国内外でフリー・インプロヴァイザーと呼ばれる音楽家と共演した経験ももつ。

 

服部智行(映像)
上智大学文学部哲学科卒業後、映像機器関連会社での勤務と平行して、映画美学校にて映画制作を学ぶ。障害を持つ人とアートの現場に関心を持ち、多くの取材を重ねる。これまでのドキュメンタリー作品は「citylights」、フィクションでは岩井俊二氏プロデュースの脚本「少女毛虫」など。

 

原真理子(ケア、広報ほか)
ニューヨーク州マンハッタンビル大学卒業後、教育産業での3年半の勤務を経て、現在は神戸大学修士課程にて高齢者を対象とした音楽療法について研究中。身近なものを使った手作り楽器についても研究中。

 

平木誉大(ジャンベ)
体の芯に響く生の音に魅せられ、ジェンベに巡り会う。シン(芯、真、心、身、進、新、信、伸、慎、深、親、辛?)のある音を出せるようになりたいと日々過ごす。学生のときに一年間、共同作業所で働いた。

 

藤田大輔(シンセ、他)
神戸大学修士課程在籍。広島大学時代から、バンドのリーダーとして活躍。現在も即興演奏について研究を続け、関西や広島を中心に演奏活動に参加。シンセサイザーを自由に操る。

 

本間知子(ケア担当)
京都女子大学教育学科卒業後、重複障害児教育教員養成課程で1年学び、大阪府障害 者福祉事業団の金剛コロニー(知的障害者入所総合援護施設)に就職。10年の生活 支援の仕事のあと、音楽支援員として今年13年目。知的障害がある方々に関わる仕 事は3月で丸23年になります。フルタイムで働く3児の母でもあります。大阪社会福祉士会児童家庭相談班所属。

 

三宅博子(クラリネット、ケア)
大阪音楽大学音楽学部卒業後、重症心身障害児施設で保育士として経験をつむ。現在は神戸大学博士課程に在籍。あだ名は「ひろぴー」。だが調子に乗って言い過ぎると「ぴーぴー言うなっ。」と怒られる。

 

吉崎章人(ギター、他)
ギタリスト。神戸のライブハウスBig Appleで先端音楽実験会の仕切り人を務める。アコースティックギターや様々な音具を用い、自身の方法論をもって即興演奏を行っている。

 

若尾久美(バイオリン、会計)
東京芸術大学大学院卒業。97年よりコンサートとCDレーベルのメゾスティックスを開始。広島で「ジョン・ケージコンサートシリーズ」を5回開催する。即興は主にヴァイオリンで、様々な演奏家との共演を行う。猫が大好き、車の運転はちょっと苦手。

 

ワークショップ記録
9/3 9/4 9/11 9/18 10/9 10/16 10/30 11/6 11/20 11/27

 

 

更新日 : 2005.12.03

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