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日輪の翼 神戸公演

この公演は既に終了しております

開催日
2019年10月6日(日)
開催場所
神戸市中央卸売市場本場内 特設会場

《日輪の翼》神戸公演
演出: やなぎみわ
原案: 中上健次 会
場: 神戸市中央卸売市場本場内 特設会場
日時: 10月4日(金)、5日(土)、6日(日) 18:00開演(17:30開場)
※音遊びの会の出演は6日(日)の予定です。
公演時間は約2時間30分を予定しております。

恵比寿神が漂流し、
一遍上人が遊行した
神戸最古の港にて海上公演!
神戸・兵庫港で花開く
踊り念仏とステージトレーラー!!!

台湾で出会ったステージトレーラーに魅せられ、演劇公演を企てたやなぎみわは、自らがデザインし輸入したステージトレーラーを2014年のヨコハマトリエンナーレで発表。以降、巡礼劇《日輪の翼》(原作・中上健次)を、5都市で野外上演しました。出演者は俳優だけにとどまらず、大地を踏み鳴らすタップダンサー、天空を舞うサーカスパフォーマー、天地を結ぶポールダンサーのほか、ギタリストや和楽アーティストなど、ジャンルも出自も多彩な出演者たちが様々な趣向を凝らし、独創的な万物照応が織りなされます。今年は《日輪の翼》の巡礼を、恵比寿神の漂流と兵庫津で入滅した一遍上人の遊行に重ね、半海半陸の公演地で、踊念仏とともに上演します。ご期待ください。 《日輪の翼》2019年 《日輪の翼》 2016年 新宮公演 (撮影:表恒匡)

『日輪の翼』あらすじ
住み慣れた熊野の〈路地〉から立ち退きを迫られた老婆たちは、同じ〈路地〉出身の若者らが運転する冷凍トレーラーに乗って流浪の旅に出た。伊勢、諏訪、出羽、恐山、そして皇居へと至る道中で、神々との出会いに至福を分かち合う老婆と、女漁りに奔走し性の饗宴を繰り広げる若者たちの、珍妙無比な遍路行。滑稽と悲哀、解放と喪失、信仰とエロティシズム……。〈路地〉という仄暗い「うつほ」をトレーラーに内包した旅に、遥遠なる前近代の神話と物語を求めた、中上健次の転換作であり傑作。本公演では、『日輪の翼』をベースに、『紀伊物語』の「聖餐」、『千年の愉楽』等からも路地の物語を盛り込み、一つの作品を創り上げていきます。

やなぎみわ
1967年、神戸市兵庫区生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。〈エレベーターガール〉や〈マイ・グランドマザーズ〉など、CGや特殊メイクを駆使した写真で、若さと老いといった女性を取り巻く諸問題への洞察を試みる。2009年、ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館の代表作家。2011年からは演劇に取り組み、『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』を国内外で上演。2017年の「港都KOBE芸術祭」では野外劇《日輪の翼》のための移動舞台トレーラーを展示した。京都在住。 http://www.yanagimiwa.net
やなぎみわ演出「日輪の翼」は、野外巡礼劇として 2016年より各地で上演されてきました。
『日輪の翼』は、芥川賞作家・中上健次の小説で、 熊野の老婆たちが全国の神仏をめぐる旅物語です。
鎌倉時代、一遍上人は熊野の神から啓示を受けて開宗され、 遊行の旅を続け、踊念仏と札撒きで民衆を極楽浄土に導き、 兵庫津で入滅されました。
僧侶が帰らぬ船に乗る補陀落渡海の伝説が残る熊野は、 近代には多くの北米南米移民を出しました。
全国の移民を長年にわたり船で送り出したのは神戸港です。
さまざまな境界を越えていった者たち、Transしていった魂を野外巡礼劇に重ねて、 歴史ある兵庫津で上演いたします。

中上健次
1946年、熊野・新宮市に生まれる。『十九歳の地図』で注目を集め、76年『岬』で戦後生まれとして初の芥川賞作家となる。77年『枯木灘』で芸術選奨新人賞、毎日出版文化賞を受賞。「紀州サーガ」と呼ばれる濃密で重層的な作品群を創出した。代表作として上記のほか『日輪の翼』『千年の愉楽』等。1992年46歳で他界。

出演者・スタッフ
日時 10月4日(金)、5日(土)、6日(日) 18:00開演(17:30開場)
公演時間は約2時間30分を予定しております。
会場 神戸市中央卸売市場本場内 特設会場
〒652-0844 兵庫県神戸市兵庫区中之島1丁目1-4 神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前」駅1番出口すぐ
*中央卸売市場2号門からの入場となります。
*当日、係の者の誘導に従ってお進み頂きます。
*開場時間までは場内に入場できませんので、予めご了承ください。

料金(税込) 前売:一般4,000円 U25(25歳以下)2,500円
*U25チケットはご購入時に身分証明書をご提示ください
当日:一律4,500円
*全席自由
*前売券完売の際は、当日券がない場合がございます。 最新情報はホームページおよびFacebookにてご確認ください。
*未就学児の入場はご遠慮ください。
* 神戸市外に在住の方は、ふるさと納税制度をぜひご利用ください。返礼品として前売券をお送りします。(8/31〆切) 詳細は「ふるさとチョイス」HPをご覧ください。 https://www.furusato-tax.jp/city/product/28100

チケット発売日
2019年8月1日(木)
*神戸文化ホールPGにて先行販売(7/1~)

注意事項
本公演は野外劇のため、公演当日正午に開催の有無を決定いたします。 また台風などの荒天時は中止になる場合や、公演場所を変更する可能性があります。ホームページまたはFacebookにて随時ご確認ください。
◉客席は台船の上ですので、揺れることがあります。あらかじめご了承下さい。
◉本公演日以外は中央市場本場には入場できません。
◉必要な方は座布団をご持参ください。
◉公演中会場内での傘の利用はご遠慮ください。
◉ゴミは各自でお持ち帰り下さい。
◉車椅子席は陸地に若干ご用意がございます(台船上ではございません)。
◉会場に駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。
◉会場内での飲食は蓋つきのソフトドリンクに限ります。

あの懐かしくも生々しい、オバらの哄笑、アニらの慟哭、揺れる夏芙蓉、 ハチドリの羽音に現実として触れる奇跡を目の当たりにし、 今ほど我々に中上健次が必要である時はない、と確信する。必見!
──青山真治(映画監督)

移動と変貌を続ける『日輪の翼』の舞台に、 またどこかで遭遇できるのを私は心待ちにしている。                          ──浅田彰(批評家)

聖と俗、性と暴力、父性と母性、差異のバイブレーションが、「うつほ」にこもり疾走する。 この演劇は、固有の土地と時間の中で開花する魅力的な混沌である。
──斎藤環(精神科医・批評家)

路地は、艷やかで生々しい現実だった。 やなぎみわ氏渾身のトレーラーが繋ぐ、めくるめく「境界」を、 今年も目撃したいです。            ──中上紀(小説家)

やなぎみわは、夕闇迫る熊野の山並みを背景に、連なるトレーラーを、 ヤマタノオロチさながらに、ぶん回し、運転し、魅せた。 今時、そんな見世物を日本で見られるなんて…。 私は、芸能の荒ぶるエネルギーの根源を目撃した気がした。                   ──野田秀樹(劇作家・演出家)

お問い合わ
神戸市イベント案内・申込センター 078‐333‐3372(年中無休 8:00~21:00)
TRANS‐KOBE実行委員会 事務局 078‐515‐6035

主催:TRANS-KOBE実行委員会/神戸市
助成:文化庁/(一財)地域創造/(公財)神戸文化支援基金/(公財)全国税理士共栄会文化財団
協賛:寄神建設(株)/(株)神戸国際会館/(株)OMこうべ/神戸都市振興サービス(株)/(一財)神戸すまいまちづくり公社/神戸ハーバーランド(株)/(株)神戸商工貿易センター・神戸ファッションマート/(株)神戸サンセンタープラザ
協力:イオンモール神戸南/音遊びの会/(株)大阪共立/(一社)神戸市中央卸売市場運営協議会/神戸大学海事博物館/時宗 真光寺/(特非)ダンスボックス/TOA(株)/マルナカ工作所/よみがえる兵庫津連絡協議会

更新日 : 2019.10.04

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